皆さん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
前回記事で、ガン予防について大切なことを2記事書いています。
今日は、第3弾で、「食生活の見直し」についてです。
今回も、こちらのサイトを参考に書いていきます。
その③ 食生活の見直し
規則正しい食生活は、がん予防のみならず、糖尿病・高血圧症・脂質異常症・肥満など、あらゆる病気の予防につながります。
今回は上に記されている、
①野菜・果物の摂取。
②熱い飲み物や食べ物は冷ましてから食す。
について考えてみます。
①野菜・果物の摂取
野菜・果物の摂取は、上にも書いた糖尿病などの病気の予防になるとされています。
では、がんではどうでしょうか??
日本人の果物と野菜の摂取量と全体的な癌のリスク:人口ベースのコホート研究のプール分析
日本の6つのコホート研究から約20万人のデータを併せたプール解析により、野菜・果物摂取とすべての部位のがん(全がん)の罹患率との関連を調べた結果は……。
野菜や果物の摂取量によって、全がんの罹患リスクは変わらなかった。とされています。
画像引用:がん対策研究所予防関連プロジェクト
結果は変わっていて欲しかった所ではありますが…( ;∀;)
海外での大規模研究では、野菜の摂取がごく小さな予防効果(高摂取により2~6%の罹患率低下)は見出されていますが、果物には予防的関連は報告されていないようです。
今回は、がん全体で見た場合の結果であり、胃がん・肺がん・乳がんなどの個別の部位では、野菜・果物の摂取が、がん予防の評価があるのに変わりありません。
循環器疾患、その他の生活習慣病を予防するためにも、野菜・果物は毎日食べた方が良いです。
画像引用:令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要
上の調査の結果では、野菜の摂取が、平均で、男性288.3g・女性273.6gです。
目標量は350gなので、やはりあと1品ほど、小鉢やサラダを足したい所ですね。
胃がん・肺がん・乳がんの結果も載せておきますね。
日本人の野菜と果物の摂取と胃がんリスクとの関連:4つのコホート研究のプール分析
日本の4つのコホート研究から得られたメタ分析では、野菜の摂取が胃がんのリスク・特に男性の遠位胃がんのリスクを減らすことが示された
日本人における肺がんのリスクと野菜と果物の消費:日本におけるコホート研究のプール分析
日本の4つのコホート研究のデータを併せたプール解析により、野菜・果物摂取と肺がんの関係を調べた。
※こちらの研究の結果は、自分では解釈が難しかったです”(-“”-)”
間違った情報を流す恐れがあるので、結果の好評は控えさせてもらいます。
エストロゲンとプロゲステロン受容体の状態によって定義される果物と野菜の摂取量と乳がんのリスク:日本公衆衛生センターに基づく前向き研究
47289人の日本人女性における野菜と果物の摂取量と乳がんのリスクを調べたところ、アブラナ科の野菜の摂取は、閉経前の女性の乳がんリスクの低下と統計的に有意な関連を示した。
②熱い飲み物や食べ物は冷ましてから食す。
熱い食べ物・飲み物は食道がんとの関連があるようです。
国際がん研究機関(IARC)によるコーヒー、マテ茶及び非常に熱い飲料の発がん性分類評価について
2016年6月15日、国際がん研究機関(IARC)は、非常に熱い飲み物(65℃以上)は食道がんのリスクが高まることから「グループ2A」(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に、コーヒー及びマテ茶は「グループ3」(ヒトに対する発がん性について分類できない)に分類した結果を発表しました。
本文中より一部抜粋
寒い冬にあったかい飲み物なんて、最高に美味しいですよね。
けど、熱すぎると喉を傷つける恐れがあります。
「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ということわざかありますが、のど元まで熱かった食べ物は、食道がダメージを負うことになります。
それで熱さを忘れるなら、その代償はでかいですよね…。
熱い食べ物は、適度に冷ましましょう。
「熱い」ではなく「温かい」にすることが、がん予防につながりますね。
上手いこと言えたので、今日はこの辺りで(^ ^)
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