皆さん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
前回記事で、ガン予防について大切なことを3記事書いています。
ガンになりたくないならやるべき5のこと。その③ 食生活の見直し
今日は、第4弾で、「身体を動かす」についてです。
今回も、こちらのサイトを参考に書いていきます。
身体を動かすことでガンを予防できる。
身体を動かすことは、食事・睡眠と共に、病気の予防には欠かせません。
では、ガンと運動の関係はどうでしょうか??
男性と女性の毎日の総身体活動レベルと総がんリスク:日本での大規模な人口ベースのコホート研究の結果
上は、日本人を対象としたコホート研究で、結果としては、毎日の身体活動が増加した男女ともに、ガンのリスクが大幅に低下したとのこと。
さらに、男性よりも女性の方が、はっきりとした効果が見られたようで、女性にはとても嬉しいニュースだと思います。
部位別でみると、男性では、結腸・肝臓・膵臓ガン、女性では、胃ガンのリスク低下が確認されたようです。(乳ガンのリスクは減少の可能性大)
さらに科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究では、
本研究班では、日本人を対象とした8研究に基づいて、身体活動は、大腸(結腸)がんのリスクを下げることは”ほぼ確実”と評価しました。
本文中より一部抜粋
これは、嬉しい結果ですよね。
大腸がんと言えば、
画像引用:最新がん統計
がん罹患数・死亡数でも、男女ともに上位になっています。
ちなみに、身体活動に起因するがん罹患・死亡の割合はそれぞれ男性で0.3%, 0.2%、女性で0.6%, 0.4%と試算されています。
体を動かすことで、20〜60%も罹患も死亡も下げることができます。
これが、運動により予防できるなら、やるしかないですよね。
どれくらい運動すればいいの??
健康づくりのための身体活動基準2013では、メッツという単位を使い、身体活動・運動を推奨しています。
1メッツに相当する身体活動・運動は下の図になっています。
1日3メッツの身体活動と、週に1回3メッツの運動を推奨しています。
毎日歩くなら、3メッツ(60分の歩行)と、週に1回は3メッツ(60分の軽い筋肉トレーニング)という風になります。
ですが、個人的には、あまり考えずに今より10分程度歩くのを増やす。
週に3回は、軽いストレッチ・筋トレとか、できることからで十分だと思います。
それぞれ、職業にもより活動量は変わりますので、座位など動かない仕事が多い人などは、1時間程度は歩きたいですね。
なので、個人により変わります。
国民健康・栄養調査を見ていくと、昔に比べエネルギー摂取量は減っていますが、男性においてBMIは増加傾向にあることから、身体活動が低下していると考えられます。
身体活動を上げることは、ガン予防のみならず、糖尿病・循環器疾患などの予防効果もあるので、普段から、身体を動かすことはとても重要だと思います。
今日は、この辺りで(^^)
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