低ければ良い?コレステロールが体にもたらす5つの重要性。

皆さん、こんにちは。

管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。

皆さんは、コレステロールって聞いてどう思いますか⁇

体に悪いもので低い方が良いと思っていませんか?

では、その情報はどこからですか??

テレビや、雑誌などのメディアからではないですか??

体に悪者扱いのコレステロールですが、体の中で上のツイートのような役割をしていて、コレステロールが高い人より、低い人のほうが、様々な問題がでてきます。

こちらを読めば、コレステロールに対する意識が変わると思います。

あなたの体に必要な栄養素です。

体の中でどのような役割をしているか5つのポイントに分けて見て行きましょう。

詳しく説明していきますね。

1.コレステロールは体内で作られている

コレステロールは、体の至る所で必要なので肝臓で作られ、必要な所へと運ばれて行きます。

体に必要じゃない要らないものを、体は作るはずがないですよね⁇

人間が生きていく上でコレステロールはとても重要な栄養素なんですよ。

2.脳や脳神経の材料になる

脳や脳神経は、コレステロールに包み込まれ、守られています。

筋肉や骨など人間のからだは、たんぱく質で構成されていますが、脳は唯一コレステロールなどの脂質が主体でできています。

成人の体内コレステロール量である100-150gのうち約1/4が脳に集中し、約1/3が脳を含めた神経系に集中している。

Wikipediaより引用

 

コレステロールが低いと脳や脳神経の機能が低下してしまいます。

うつ病・認知症・パーキンソン病などにも、コレステロールが関わるとされ、近年では研究が進められています。

3.細胞膜の材料になる

人間の体は、約60兆個の細胞からできています。

そして日々、新しい細胞が壊れては作られています。

その細胞の膜を作る成分としても、コレステロールは重要な存在です。

 

コレステロールが多いとされている卵を思い浮かべてみて下さい。

卵黄を薄い膜が包んでくれています。

その膜を破ると、中の黄身が流れ出てしまいます。

この薄い膜が、細胞膜と同じ働きです。

コレステロールが、十分にないと新しい細胞を正しく作ることが出来なくなったり、細胞が壊れやすくなったりします。

丈夫な細胞が作れずに、その細胞がガン化しやすくなったり、赤血球が壊れやすくなったりと、体に様々な影響を与えます。

補足

赤血球は、血管の外には出れないので、血管中のLDLコレステロールを材料に作られます。

日本脂質学会は、コレステロール値が低いと、がんになりやすいと主張しています。

また、コレステロール値が高い人の方が、長生きするなどの研究結果もあります。

4.胆汁酸の材料になる

胆汁は、脂肪の消化吸収に重要な役割をしています。

胆汁の中に、胆汁酸が含まれます。

その胆汁酸の材料となっているのも、コレステロールです。

体で1日に作られる、コレステロールの半分が胆汁酸の新たな生成に使われています。

 

胆汁の分泌が十分ではないと、油ものや、肉類で胃もたれをおこしたり、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)が吸収できなかったりします。

使う量は多く、作られる量は少ない為、「腸肝循環」をすることにより、胆汁酸をうまく利用しています。

大事なので、捨てないで再利用するんですね。

5.ホルモンの材料になる

性ホルモン

男性ホルモンのテストステロンと、

女性ホルモンのエストロゲンもコレステロールから作られています。

共に、男性らしさ女性らしさに必要なホルモンです。

女性の場合、コレステロール値が低いとエストロゲンを作ることが出来なくなり、不妊症の原因になる事もあります。

また、女性は閉経後にエストロゲンの分泌量が減りますので、それに伴いコレステロール値が上昇しますが、エストロゲンの合成が減っていますので、当然のことです。

コルチゾール

別名、抗ストレスホルモンとも呼ばれます。

こちらも、コレステロールを材料に作られます。

人がストレスを感じた時に副腎から放出されます。

ストレスから体を守ってくれる強い味方であり、大切なホルモンです。

分泌量が多いと体に様々な影響を与えますが、悪いのはコルチゾールではなく、ストレスなので、やはりストレス解消は重要ですね。

ビタミンDの材料になる

(※こちらは追加しました)

ビタミンDは、骨や歯にカルシウムをひっつける接着剤のような役割をします。

ビタミンDをとる方法は、2つあります。

ビタミンDをとる方法

1・食事からとる方法。

2・紫外線から作り出す方法。 

2の紫外線から作り出す方法の、材料になるのがコレステロールです。

紫外線を浴びすぎるのは、体に悪影響ですが、ある程度、日光にあたることは大事なんですね。

特に、冬場で日照時間が短くなると、免疫にも関与しているビタミンDが十分に合成できず、風邪をひきやすい原因にもなります。

体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定

僕が住んでいる沖縄と、北海道では日照時間に大きな差があり、合成されるビタミンDの量にも違いがでてきますね。

食事からは、魚介類・きのこ類に多く含まれるので、うまく取り入れていきたいですね。

食事とある程度の日光浴が大事です。

 

また、「ビタミンDが低いとがんリスクが高まる」という記事が出ていました。

血中ビタミンD、がんリスク低下か=食事、日光浴で予防期待―国立がんセンター

CoQ10の材料になる

(※こちらも追加しました)

人が生きていくために、エネルギーが必要です。

エネルギーは、細胞のミトコンドリアというところで作りだしています。

そこで手助けをするのが、CoQ10です。

ですので、CoQ10が足りていないと、疲れやすくなったりします。

また、CoQ10には抗酸化作用もあります。

体内で増えすぎた活性酸素を退治してくれます。

そして、知っていたほうが良いことがあります。

それは、コレステロールが高いと病院から処方される薬のスタチンです

スタチンは、コレステロールを作る酵素の働きを止めて、コレステロールが上がらないようにします。

ですので、コレステロールを原料にしているCoQ10も低下してしまいます。

スタチンには、さまざまな副作用が確認されています。

スタチンを服用して、低コレステロールになる方が、体には悪い影響がでてしまいますので、お医者さんに言われてるからと、ずっと服用し続けるのはよくないと思います。

個体差・性別・年齢・生活環境が違うので、そこは調べないとわかりませんが、総コレステロールは200~230ぐらいあっていいと思います。

人間ドッグの基準範囲は140~199です。

補足(2018年10月4日に訂正)

コレステロールの基準値が変わりました。

総コレステロール=130〜199 → 151〜254

女性は年齢別にも基準値が設定されました。

30〜44歳:145〜238

45〜64歳:163〜273

65〜80歳:175〜280

閉経を迎えた女性では、エストロゲンの分泌が減りますので、その材料となっているコレステロール値はあがります。

そしたら、200を超える人は多いですよ。

まとめ

いかがですか?

読む前と、今ではコレステロールに対する意識が変わりましたか?

コレステロールって意外にやるじゃん!って思ってもらえれば嬉しいです。

皆さんが思っているよりコレステロールは悪いものでは無く、むしろ体にとても必要なんです。

コレステロールが材料となって、体に必要な機能がそなわるわけなんです。

これだけ体で重要なことをしているのに、下げることばかりに注目が集まっているのは、「悪玉コレステロールが高いあなたは危険」などと言ってる、メディアの力でしょうね。

恐ろしい…。

皆さんも、コレステロールの見方を変え、正しい知識を身につけていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

女性が8~9割を占める中、少ない男性の管理栄養士。 現在は、老人ホームの管理栄養士として働いています。 沖縄出身・沖縄在住の35歳。 現在は男子4人(6歳・5歳・4歳)と3か月の 育児に日々奮闘中。