皆さん、こんばんは。
血圧高めの管理栄養士石川元洋(motohiro_food)です。
以前の記事で、塩は1日にどれくらい必要??なのかを書きました。
じゃあ、なぜ血圧が高いのがよくないのか??
それは、血圧関連の病気にかかりやすくなるからです。
今日は、こちらについてです。
高血圧とは??
その名の通り、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態のことです。
男女ともに、通院者率が1番高い疾患の1つです(厚生労働省/2013年)
日本高血圧学会では、高血圧の基準を以下のように定めています。
血圧が高めの自分は、正常高値血圧、日または時間帯によっては(軽症)高血圧の分類に入ってしまっています( ;∀;)
高血圧が招く病気
高血圧自体は、自覚症状に乏しいですが、さまざまな病気への引き金になるので、決して軽く考えてはいけません。
高血圧が原因で、起こりうる病気は……。
①動脈硬化
高血圧が持続することにより、動脈の内膜に負担がかかり、血管内皮に障害がおきます。
その修復過程で、アテローム(細胞や不要物が蓄積された固まり)が形成され、動脈硬化の原因になってしまいます。
②脳卒中
WHO(世界保健機構)は、「脳卒中の62%が高血圧が原因」と述べています。【1】
脳卒中にも種類がありますが、高血圧とのかかわりが強いのは、脳出血と脳梗塞です。
脳出血は、近年では、降圧薬治療がうまく行っているようですが、脳梗塞の頻度は増加しているようです。
脳梗塞を発症し、麻痺・失語症・認知症・寝たきりなどの後遺症が残りやすいため、高血圧の予防はとても大切です。
脳卒中を予防する上では、拡張期(低いほうの血圧)より、収縮期(高いほうの血圧)の管理が最も重要で、収縮期血圧のみが脳卒中や心筋梗塞のリスク評価に適しているようです。
日本人男性と女性における4つの血圧指数と脳卒中および心筋梗塞のリスク
③虚血性心疾患
WHO(世界保健機構)は、「冠動脈疾患の49%は高血圧が原因」と述べています。【1】
虚血性心疾患は、冠動脈の閉塞(閉じてふさがること)や、狭窄(狭くなること)により心筋への血流が阻害され、心臓に障害がおきてしまいます。
高血圧が危険因子ではありますが、高コレステロール血症・喫煙・糖尿病・肥満などの関与も大きいです。
なので、適正な食生活や生活習慣が予防の鍵となります。
④心肥大・心不全
高血圧が持続すると、心臓の仕事量が増えて心筋が肥大していきます。
肥大した心筋は、さらに高血圧の負荷により拡張し、最終的には心不全に陥る可能性もあります。
さらに肥大した心筋では、冠動脈からの血流も減少し、不整脈などのリスクにもつながっていきます。
⑤腎臓疾患
腎臓の糸球体は、高血圧によって損傷を受けます。
糸球体の数が減ることで、さらに血圧は上昇。
糸球体は壊れると再生しないため、残りの糸球体へとさらに負荷を強めることになります。
最終的には、腎不全→人工透析へと移行し、普通の生活が難しくなってしまいます。
まだまだ、高血圧がらみの病気はあるんですが、テンションが下がってきたので、この辺にしておきます(+_+)
まとめ
血圧が高いことで、さまざまな病気の引き金になることがわかりました。
特に、血管系に負担をかけ、脳、心臓、腎臓などにじわじわとダメージを与えていきます。
脳や心臓では、急に倒れそのまま逝ってしまう可能性も十分にあるので、血圧が高いことを安易には考えていけないと思います。
自分の場合、健康診断で血圧が高いことがわかり、怯えていますが…。
もっと高いのに呑気に生活している人もいます。
こんな人たちは、怖くないのでしょうか??
自分の体が大切ではないのでしょうか??
それか病気にならないと分からないのか……。
その辺はわかりませんが、自分の体がどんな状態なのか??
そしてこれが続けばどうなるのか……??
そんなことを皆さんと考えていきたいですね。
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