みなさんこんにちは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
皆さんは、DHA・EPAって聞いたことありますか??
一時期は、DHAを取ると「頭がよくなる」など、テレビで取り上げられていたので、耳にしたことがあるかと思います。
では、実際の所はどうなんでしょうか??
今日は、DHA・EPAについてのお話です。
詳しく説明していきますね。
DHA・EPAとは何か??
テレビで、DHA・EPAとか、
「いいですよー」って良くいいますが、
確かにいいです。「ありがとう」いい油です。
青魚などの、魚油に含まれる。
お肉の影に隠れ、目立ちにくい存在ですが、大体、腹減ってる時は、みんな「肉」に走る。
腹が減ってない時は位は、積極的に、魚食べる習慣つけよう。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) December 7, 2018
DHA・EPAは油の一種です。
食材としては、さば・さんま・いわしなどの青魚に多く含まれます。
体に大切な「油」で間違いはありません。
ただ、個人的には「お肉派」であって、外食するときや、特にお腹が減っているときは、お肉に走りがちです。
なので、それ以外では出来るだけ、お魚を食べるようにしています。
手軽に取れるおススメはこちら。
さば水煮缶。
これで、おかずの1品になります。
水煮缶の原材料は、サバと食塩のみです。
液は塩分が強いので全部捨てています。
DHA・EPAも多く含まれており、手軽に取れます。
最近は、またテレビでやっていたのでしょうか…??
水煮缶が不足気味になっています。
個人的には、味噌缶はあまりオススメしません。
原材料に色々とプラスされています。
砂糖・増粘剤など…。
水煮缶の方が、シンプルなので僕は水煮缶をオススメします。
細胞膜にDHA・EPAを貯金する
細胞膜は、コレステロールで形成されていて、油と相性がいい。
この細胞膜に、EPAとDHAを保管しておける。
炎症が起こると、炎症をしずめるべく、
このEPAとDHAが使われる。
それにEPAとDHAが多い細胞膜は、柔らかくて丈夫な細胞膜になる。
まさに、いい事づくし‼︎
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) December 8, 2018
細胞の形を作り、大切な細胞を守っているのが細胞膜です。
その材料は「コレステロール」
つまり、細胞膜は私たちが食べた「油」から作られています。
悪い油が多い細胞膜は硬くなり、血流が行き渡りにくくなります。
更には、簡単に傷ついたり壊れやすくなり、老化や病気の原因になってしまいます。
逆にDHAやEPAを多く含む細胞膜は、丈夫で柔らかい細胞膜ができます。
僕も含め、現代人は、魚・魚油に多く含まれるDHAやEPAの摂取よりも、揚げ物(特に揚げて時間が経っている物)や、スナック菓子などの加工食品、炒め物で使う油など、圧倒的に後者の油を摂取している方が多いんです。
だからこそ、いい油の摂取を意識して、悪い油の摂取をできるだけ控える。
この意識付けは大事になってきます。
DHAで頭良くなる⁇
DHAは「頭を良くする」
こんな迷信⁇のような事が、昔ささやかれましたが、脳にいい事は確かです
脳は、コレステロールで出来ているので、油と相性がいい
脳は大切な所なので、脳に通過できるのと、通過できないのがある
DHAは、見事に通過できる
通過したDHAは、脳の機能向上にはたらいてくれる
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) December 8, 2018
骨・筋肉・内臓など、大事な体の構成成分はたんぱく質です。
しかし、脳は違います。
脳だけは、脂質で構成されています。
それが悪者扱いをうけているあのコレステロール。
脳の構成成分であるコレステロールを、DHAによって「質」を高めてくれます。
DHAが脳機能向上に働いてくれるんですね。
アルツハイマー型痴呆症で亡くなった人と、他の病気で亡くなった人の脳を調べた所、アルツハイマー型痴呆症で死亡した人の脳のDHAが半分以下に減っていたという報告もあります。
アルツハイマーや認知症の予防にもDHAは有効となっているんですね。
油の種類は大切
☑︎炎症を促進する油
→ベニバナ油・コーン油・大豆油☑︎炎症を抑える油
→亜麻仁油・シソ油・EPA・DHAなどの魚油炎症を促進する油が「悪」と思われるが、問題はその比率
現代の人は、圧倒的に炎症を促進する油の摂取が多い
炎症を促進する油を取ってる方が多いことは、頭に入れてた方がいい
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) December 8, 2018
油と聞くと、あまりいいイメージを待たない人が多いかもしれません。
「血液がドロドロになる」とか、「血栓が詰まりやすい」とか……。
確かに、悪い油ばかり体に入れてれば、体はいつか壊れる可能性があります。
そして、炎症を促進する油と、炎症を抑える油があります。
炎症を促進する油は、先ほども説明したように、
① 揚げ物(特に、酸化された物)
② お菓子・インスタント食品などの加工食品
③ 炒め物などに使用する油
私たちが普段口にしている油だと思いませんか??
反対にDHAやEPAは炎症を抑えてくれる作用があります。
そして、不足しやすい油です。
昔習ったイヌイットの人達は、他の国に比べ、心筋梗塞・糖尿病・ガンなど、様々な病気になるリスクが低い事が分かってる
イヌイットの人達の食事は、アザラシやシロクマなど
アザラシ・シロクマのエサがEPA・DHAを豊富に含む「魚」
食物連鎖ってやつだ
ホント食べる物によって変わるってことだよね
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) December 8, 2018
イヌイットと比較された国は、圧倒的に「炎症を促進する油」の摂取が多く、様々な病気になりやすい結果になっていました。
それに比べ、DHA・EPAを多く含む「魚」を食べていたイヌイットの人たちは、病気になるリスクが低かった。
食べる食事の内容で、体や病気になるリスクがあきらかに変わっていますよね。
食事次第で、体の中身も、病気も防ぐことができる事を証明してくれていますよね。
まとめ
DHAとEPAについて簡単に説明させてもらいました。
なんとなく、大事なんだ!!って思ってくれました??
作用的には、
① 脳機能の向上に働いてくれる
② 炎症を防いでくれる
③ 丈夫な細胞膜を作ってくれる
ほかにもありますが、今回はこの3つについてお話させてもらいました。
DHA・EPAは、大事な油だけど、私たちには「足りていない油」でもあります。
足りていないものは「意識して食べる」必要があります。
日本は、昔に比べると魚の摂取が落ちてきているのが現状でもあります。
1日1回でも「魚を食べる習慣」を、皆さんも意識していきましょう!!
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