皆さん、こんにちは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
食事で大切な「栄養素」ってなんですか??
もし、このような質問を受けたら、僕は「たんぱく質」と答えます。
もちろん、他にも大事な栄養素はありますが、たんぱく質は、皆さんの体を作っています。
食べているようで、食べれていないので、意識して食べて欲しいのが「たんぱく質」です。
詳しく説明していきますね。
たんぱく質の役割
たんぱく質は、体にもっとも重要な栄養素
(肉・魚・卵・大豆製品)に多く含まれる
多分、普通に生活している人には「取りすぎ」は無いと思う
むしろ「足りてない」
筋肉・内臓・骨・コラーゲン・酵素・ホルモン・髪や爪もたんぱく質が基盤
普通の人は、取り過ぎる意識の方が丁度良いと思う
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) June 17, 2018
たんぱく質は、体の土台になります。
不足すると、体に様々な影響がでますよ。
そして、食べれてるようで食べれていない栄養素なんですね。
たんぱく質を毎日取りたい理由
体は常にたんぱく質を、合成・分解を繰り返している
✅合成=分解なら、健康の維持ができる
✅合成<分解なら、病気の原因になったり、老化にもつながる
合成=分解にする為には、材料となる「たんぱく質」を毎日とる必要がある
脂肪は、たくさん貯金できるけど、たんぱく質は貯金が難しいんです。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) June 18, 2018
糖質・脂質は食べたぶん体に蓄積されます。
糖質なんて、食べ過ぎたら肝臓の周りに「中性脂肪」として蓄えられます。
それに対し、たんぱく質は体に「貯金」しておくのが難しいんです。
だから、日頃から意識して食べる必要があります。
糖質・脂質は取りすぎで、たんぱく質はその逆で少ない人が多い気がします。
たんぱく質は筋肉の元にもなるので、ダイエットしている人でも、しっかりと食べましょう。
たんぱく質が少ない、糖質が多いと体は簡単に太っていきます…。
たんぱく質は、体で大活躍
貧血の改善
貧血には、たんぱく質がオススメです。
生理のある女性は、ほぼ貧血状態なので意識して食べて欲しいと思います。
最近も、生理が重いと言う方から相談を受けましたが、生理前・生理中に上の食材を意識して食べた所、生理が軽くなったと言ってくれました。
ほうれん草・ひじき・プルーンは体に吸収の悪い鉄です。
また、「活性酸素」と言う老化の元になる物質も発生させてしまいます。
体に吸収の良い鉄は、「動物性たんぱく質」に多く含まれます。
同じ動物なので、それを頂いて、われわれの体の一部へ作り変えてくれているんですね。
たんぱく質は運び屋
薬も栄養も、たんぱく質が運びます。
薬を運ぶので、別名「ドラック・デリバリー」とも呼ばれます。
風邪の時に薬を飲んでも、たんぱく質が十分でないと薬を運べません。
食欲がなくても、かちゅー湯(かつお節に味噌を溶いたおつゆ)など飲んでから、薬を飲んでみましょう。
画像引用:FOODIEより引用させてもらいました。
コレステロールも運んでくれる
コレステロールは「油」なので単独で血液にはでれない
そこで、コレステロールを梱包して運んでくれているのが「たんぱく質」
たんぱく質が少ないと、必要としているところにコレステロールを運べばない
体に必要なところに届かなければ、体はコレステロールを作るしかない。
そりゃ、コレステロール値はあがるわぁ…。
体にとてーも大切だけど、悪者扱いのコレステロール…。
体の必要な所に、コレステロールは運ばれますが、「油」なので、単独で血液中に出ることができません。
そこで、たんぱく質に包まれて体の必要なところへと運ばれて行きます。
HDLやLDLと呼ばれるたんぱく質ですね。
組織にコレステロールが運べないと、体にはさまざまな影響がでます。
とても、重要な役割をしてくれているんです。
コレステロールはね‥…。
食べれてるようで食べてないたんぱく質
✅さば(切り身)60g=12.4g
✅卵(M玉)2つ=12.3g
✅納豆(1P)40g=6.6g
✅豚ロース(炒め物の具)40g=7.7g
✅沖縄豆腐(味噌汁の具)40g=3.6g
✅でか焼鳥(ローソンで)1本=14.7g
これで、たんぱく質は57.3gです
最低ラインの58gにも、届いてません
みなさんは、1日にこれぐらい食べれてますか⁉️
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) June 19, 2018
ある日の僕が、たんぱく質を食べた量です。
僕は、結構食べているほうですが、これぐらいです。
意識して食べて、ようやく最低量ギリギリのラインです。
皆さんは、これぐらい食べれているでしょうか…。??
たんぱく質のオススメの食べ方
消化を助ける為に「ボーンブロス」は良い
骨付きの牛・豚・鶏肉を野菜と一緒に汁にして食べる方法です
骨から、ダシがたっぷりでておいしいく、栄養も豊富な上に、低カロリーです
こちらなら、体に負担を少なくたんぱく質が取れます
肉などが硬くて食べれない、お年寄りや小さな子供にもオススメ
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) June 21, 2018
たんぱく質は、消化に時間がかかります。
消化に時間がかかるということは、体へも負担がかかります。
そういう所でボーンブロスはオススメ。
特に、お年寄りや小さい子供は、お肉が硬くて食べれないこともあるので、汁から栄養を取ることは、とても有効だと思います。
ニューヨークの若い女性の間では、「ボーンブロス」は流行っているようですよ。
リーキーガット症候群やアトピー、喘息、リウマチなどあらゆる自己免疫疾患にも。究極のアンチエイジングスープ・ボーンブロスの作り方とその効果とは?
まとめ
ざっと書きましたが、なんとな~く「たんぱく質って大事なんだ」ってわかってもらえたでしょうか(*^-^*)??
体に1番大切なのは、たんぱく質。
そのたんぱく質をうまく利用する為に、ビタミンやミネラルなどが必要になります。
しかし、ビタミン・ミネラルはたんぱく質の中にも多く含まれます。
また、十分なエネルギ源ーが確保できていなければ、たんぱく質を取ってもエネルギー源の方にまわされてしまうので、厳格な「糖質制限」や「炭水化物抜き」などをされている方は、注意が必要です。
たんぱく質を毎日取るには、こちらを意識して見て下さい。
1回の食事に2つたんぱく質を入れる様にしましょう。
例として、
✅朝:目玉焼きと納豆
✅昼:魚料理と野菜炒めに豚肉
✅夕:鶏肉料理と味噌汁にお豆腐
メインを決めて、サブを決める
これぐらいは、最低意識したい所ですかな…。
今食べてる量の、倍食べるぐらいの意識で良いのかと
卵や納豆などは、値段も安くで買えて、たんぱく質や、他の栄養素も豊富です。
1日の食事に取り入れて行きたいですね。
僕は、食事でも補なければ「おやつ」にすることをオススメします。
何もあま〜いお菓子をおやつにする必要は全くありません。
甘い物の食べ過ぎは、絶対に良くない。
おやつ=甘い物ってイメージがありますが、そんな定義はないです。
まぁ、小さい子は難しいと思いますが、
大人は、小腹が空いたら、コンビニで、サラダチキンや、焼き鳥、おでんでもいいと思います。おやつっぽくないですけど、おやつにしてしまえばいい。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) March 7, 2018
あなたの体にたんぱく質は足りていますか??
食べたところで、変化はあまり感じとることは難しいとおもいますが、体には非常に重要な栄養素です。
意識して取るようにして見ましょう(^O^)
飲んだ薬・食事からの栄養素
これらは基本的に「たんぱく質」が運んでくれます
なので、たんぱく質が不足すれば大事なところへ運べない…
サプリとか一生懸命飲んでいても、「運び屋」がいないと
なんの意味もない