皆さん、こんにちは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
最近、たんぱく質について勉強していました。
それで思ったことは、やっぱ大事だなーっと(⇇当たり前すぎる結論(笑))
以前も、たんぱく質については書いています。
人間の体は、頭のてっぺんから足の指先まで「たんぱく質」で出来ています。
誰もが必要な栄養素ですが、誰もが不足気味な栄養素…。
今日は、たんぱく質が体の中でどのようなことをしてくれているのか…。
こちらを説明していきますね。
たんぱく質とは何か??
アミノ酸が手をつなぎ、くっついている状態。
それが「たんぱく質」です。
驚くことに、たった20種類のアミノ酸で、私達の体は作られています。
どっかのアイドルグループより、少ない人数で、体の全てを作り出してくれているんですよ。
この20種類が、組み合わせを変えたり、並び方を変える事で、
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 12, 2018
なるべく新鮮なたんぱく質を、
美味しく調理して、良く噛み、味わいながら食べましょう。
一回の食事に2種類は、たんぱく質を入れたい。
例)朝:卵焼きと納豆
昼:鶏料理と豆腐入りの味噌汁
夕:魚料理と炒め物に豚肉とか
健康そう・若々しい人は、たんぱく質を、しっかり食べてると思う。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 12, 2018
食事として食べた、お肉・お魚・卵・大豆製品などは、体の中で消化されていき、最小単位の「アミノ酸」にまで分解されます。
このアミノ酸同士が、くっついたり、くっつく組み合わせを変えたり、並び方を変えることによって、私たちの体は作られています。
こっれて、すごくないですか??
たったの20種類ですよ??
その20種類のうち、9種類は体で作ることができないアミノ酸なので、食事から食べましょうっていうお話です。
普段の食事から意識して食べてほしいと思います。
上に書いているように、1回の食事で2種類以上のたんぱく質をいれてほしいと思います。
僕は、食事を考えるとき、まずメインになる「たんぱく質」から考えて、その他を決めていきます。
たんぱく質は「運び屋」
☑︎酸素を運ぶヘモグロビン
☑︎筋肉で酸素を貯蔵するミオグロビン
☑︎鉄を運ぶトランスフェリン
☑︎銅を運ぶセルロプラスミン
☑︎コレステロールを運ぶHDL・LDL
☑︎色々運ぶアルブミン
これらはたんぱく質
たんぱく質が少ないと、鉄も、銅も、コレステロールも、薬も、栄養素も運べないよ
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 14, 2018
まず、たんぱく質はすべてにおいて、関りを持っています。
酸素を運ぶヘモグロビンだって、ヘム鉄(鉄)+グロビン(たんぱく質)です。
鉄があっても、相方のグロビンがいないと、ヘモグロビンが完成しないんですよね。
鉄も、たんぱく質も一緒に取れるのは、赤色が濃い食材です。
レバー・赤身の多い肉・マグロ・かつおなど。
結局、これらはたんぱく質なんですよね。
そして、悪者あつかいのコレステロール。
コレステロールは、油なので単独で血液中に出れないんですよね…。
そこで、LDL・HDLというたんぱく質が、コレステロールを包み込むように梱包して、体の必要なところへ運んでくれます。
その途中に「活性酸素」という厄介者に出くわしてしまうと、LDLが壊れ、梱包していたコレステロールを落としてしまう。
そのコレステロールが溜まっていくと、動脈硬化の原因になる。
なので、悪いのは、コレステロールではなく、活性酸素なんですよね…。
そして、アルブミン。
アルブミンは、肝臓で作られるたんぱく質の1つ
体の総たんぱくの60%程を占める
めっちゃ大事で、アルブミンが低いと「低栄養」となる
栄養素を運ぶのも、薬を運ぶのもアルブミン
薬を飲んでも、アルブミンが低いと薬の効果が弱かったり、副作用が強く出たりする
健康な人は、4.5g/dlは欲しい所。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 13, 2018
アルブミンは、別名「ドラックデリバリー」です。
本来、薬は作られているものなので、体に異物です。
体内に入っても、だれも薬とはくっつきたがりません。
そんな中、アルブミンだけが薬にくっついて、薬が効く作用部位まで運んでくれます。
なので、いくら薬を飲んでも、薬を運んでくれるアルブミンが少ないと、薬の効果も低くなり、副作用も強くでてしまいます。
たんぱく質の摂取が少ない方は、普段から「かちゅー湯」(かつお節とお味噌だけとかしたもの)だけでも飲んで欲しいと思います。
きれいなお肌にもたんぱく質
アミノ酸が手をつなぎ、たんぱく質を作る時、水が発生する
たんぱく質の合成が盛んだと、たくさんの水が作り出せれる事になる
お肌のハリや水々しさを保つには、水をがぶ飲みすることではなく、
お肌の材料になる、たんぱく質をしっかり取ってあげる事
たんぱく質が無いと、水々しさがkeepできない
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 15, 2018
お肌のみずみずしさを保つにもたんぱく質です。
たんぱく質を作り出すときに、水も合わせて作り出し、これみずみずしさにつながります。
後は、きれいなお肌の材料になる「コラーゲン」
これも、たんぱく質+鉄+ビタミンCで作られます。
美しい肌を保っている女性は、きっとたんぱく質をしっかりと食べている人です。
あなたの周りのきれいな人が、何を食べているのか…。
観察してみてください!(^^)!(笑)
痩せたいなら、たんぱく質はしっかりと。
☑︎ダイエットでたんぱく質は抜いちゃいかん
一時的に体重は落ちるけど、落ちてるのは「筋肉や骨量」
筋肉は「脂肪を燃やす工場」なので、結果やせにくい
そして、代謝も落ちる
更には、アルブミンも低くなるので、低栄養に近づく
そもそも「何かを抜かないといけない」ってなってるのが危険かな
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 14, 2018
自分が思っている以上に、間違ったダイエットをしている人は多いように感じます。
これは、テレビなどの影響などの影響が大きいかと思います。
以前、職場の人が、ダイエットしていると言って、サラダと果物を食べていました。
筋肉の材料となる、たんぱく源が全くなく、糖分が多い果物をパクパク( ;∀;)…。
たんぱく質は、しっかり食べてくださいね。
主食(ごはん・麺類・パン類・いも類)も「抜く」なんて、極端なことはせず、「減らす」が正解です。
お菓子・ジュースなどは取らなくていいと思いますよ。
たんぱく質を含む食材には、他の栄養も豊富です。
ビタミン・ミネラルは、たんぱく質が体でちゃんと利用されるためには、大事な栄養素です。
たんぱく質が多い食事は、ビタミン・ミネラルが豊富だったりする。
まさに、一石三鳥。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 14, 2018
たんぱく質は、毎日壊されている
☑︎「たんぱく質を食べよう」
ずっと言ってるけど、実際は食べる量ではまかなえず、体で作られる量の方が多い
まずは、いらない・不要なたんぱく質をぶっ壊す
その材料をもとに、大事で必要なたんぱく質を合成する
合成が大切に思えるが、積極的に不要なのを壊すことが、再利用するには大事
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) November 17, 2018
日頃の食事だけでは、体に必要なたんぱく質は、まかないきれないので、体が作り出しています。
必要ない、もしくは出来損ないを壊し、新しく体に必要なたんぱく質を作りだします。
体は、たんぱく質をリサイクルしているんですね。
このシステムを、オートファジーといいます。
オートファジーを十分に活用するには、質のいい食事と生活習慣。
そして、よく寝ることだそうです。
自分の体や綺麗なお肌を目指すには、よく寝ることがいいことには間違いなさそうですね。
思っている以上にたんぱく質は取れていない
✅さば(切り身)60g=12.4g
✅卵(M玉)2つ=12.3g
✅納豆(1P)40g=6.6g
✅豚ロース(炒め物の具)40g=7.7g
✅沖縄豆腐(味噌汁の具)40g=3.6g
✅でか焼鳥(ローソンで)1本=14.7g
これで、たんぱく質は57.3gです
最低ラインの58gにも、届いてません
みなさんは、1日にこれぐらい食べれてますか⁉️
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) June 19, 2018
とある日の、僕の食べたたんぱく質の量です。
最低でも自分の体重と同じぐらいは食べたいところですが…。
成長期や、スポーツ選手、妊婦、授乳婦ではもっとたんぱく質が必要になります。
皆さん、1日にこれぐらい食べれていますか??
この日の僕は、たんぱく質の摂取を意識した方です。
コンビニの焼き鳥は、毎日は食べませんが、この日は食べました。(笑)
でも焼き鳥がなければ、たんぱく質の摂取は、もっと少なくなりますよね。
意識して食べても足りないんだから、意識しなければもっと足りない可能性があります。
皆さんも、日ごろから意識してたんぱく質を食べてほしいと思います。
まとめ
長くなってしまいましたが…。
いかがでしょうか??
やっぱ、たんぱく質って大事なんだ!!って思って頂けたでしょうか??
思ってもらえたら、僕はうれしいですし、この記事を書いたかいがあります。
人は、大事な栄養素ほど、足りていない傾向にあります。
反対に、そんなに大事じゃないものが多すぎる傾向にもあります。
自分の体のため、健康で生活を送るため、美しいお肌をkeepするためには、たんぱく質の摂取はかなり大事です。
皆さんも、日ごろから意識してたんぱく質を食べてくださいね(*^^)v
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