皆さん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
食習慣と大きく関係する病気といえば、糖尿病。
よく耳にする病気ですが、糖尿病とは一体どんな病気なのか⁉︎
手短に説明して終わります(笑)
糖尿病とは⁉︎
炭水化物(ご飯・パン・麺類・芋類)などを食べると、体内で分解され、最終的にグルコース(ブドウ糖)になります。
このグルコースを、筋肉や脂肪組織へ取り込み、エネルギーとして利用することで、体を動かしたり維持しています。
そこで必要不可欠なのがインスリン。
画像引用:メディマグ.糖尿病
膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌されることで、糖の取り込みをおこない、血液中の糖の濃度(血糖値)を正常に保っているんですね。
もっと細かくいえば、血糖を上げるホルモン(グルカゴン・アドレナリン・コルチゾール)と、下げるホルモンのインスリンが作用しあって、血糖が一定に保たれています
何らかの原因でインスリンが出なくなったり、出ているけど効きが悪かったりし、血糖やヘモグロビンA1cが、一定の基準を超えている場合に、糖尿病と診断されます。
なぜ糖尿病は危険なのか??
糖尿病で血糖コントロールをしていなければ、体は高血糖になります。
高血糖が長く続くと、血中のグルコースが血管内のたんぱく質と結合します(糖化反応)
そして血管を少しずつ壊していきます。
その結果、糖尿病の3大合併症である、網膜症・腎症・神経症になる確率を上げていきます。
その他にも、脳卒中・心筋梗塞・狭心症・アルツハイマー型認知症・歯周病など、糖尿病は、さまざまな病気の引き金になる可能性があります。
糖尿病の種類
糖尿病は大きく分けて2つにわけられます。
1型糖尿病
難しいことを避けて書くと、早くに発症する糖尿病で、その多くは10代で発症します。
何らかの理由により、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されることによって、血糖が下がらず、高血糖⇒糖尿病へとなります。
悪化させないためには、インスリン注射などで、血糖コントロールが必須となります。
2型糖尿病
肥満や低い身体活動を原因とし、インスリン分泌低下や、分泌されているが効きが悪い(インスリン抵抗性)により、グルコースを筋肉・脂肪組織に取り込めず、高血糖⇒糖尿病になります。
糖尿病患者の90%が、2型糖尿病であり、2型は「食生活の改善・適度な運動・体重管理・喫煙」などで予防や、症状の悪化を防ぐことができます。
なので、糖尿病は防げる病気なんですよね。
次回も、糖尿病に関する記事を書きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【参考文献】
糖尿病診療ガイドライン2019
糖尿病、空腹時血糖値、および血管疾患のリスク:102件の前向き研究の共同メタアナリシス
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