皆さん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
少し前に、自分も含め栄養士に何が出来るんだろう‥‥って考えていました。
はっきりした答えは出ていませんが、自分なりに書いてみます。
そして読んで意見がある方は、ぜひとも教えて欲しいです(-“-)
この記事を書いた理由
この文章を書こうと思ったのは、拳吾さん(Kengo_fitness)のインスタの投稿。
生活習慣病蔓延→患者増→医療者足りない→数でアプローチ出来ないから医療者の質をあげろと言われる→しかし教育に対する時間はなくスキルアップは個人の努力→日常に疲弊している為そこに時間を当てるひとははわずか→業務的に効率的な仕事はできず→できる人が負担増→結果仕事を辞める→優秀な人材ほどいなくなる
本文中の一部
うん‥なんか。
何とも言えない感情と、ものすごく申し訳ない気持ちになった。
その理由は、このループの最初の段階は栄養士が関わっていないかと‥‥。
栄養士が、最初の段階で頑張れば、看護師さんだって辞める人は減るかもしれない‥‥。
看護師さんのこの考えに、栄養士である自分は何をしてるんだろうな‥‥
栄養士にできることは、もっとあるはず‥‥‥っ思ったんですよね‥‥。
そもそも栄養士の認知度は??
よく栄養士の認知度が低いと、耳にする。
じゃあ、なんで認知度が低いのか??
僕が考えた結果…。
栄養士の認知度が低いのは、
“栄養士に何が出来るか周りに見せてない”から
“裏方的な存在”か、もしくは”表に出たがらない”か
もっと表にでて、食事や栄養を話そう
文章だと、読み手の受け取り方で誤解も生まれる
やっぱ直接会って話すのが1番
そしたら、個々のスキルも、栄養士の認知度も上がる
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 25, 2019
認知度が低いのは、周りに「栄養士」の出来ることを見せていないから。
僕を含め、ほとんどの栄養士は、病院や老人ホーム・その他の施設に勤務している人がほとんど。
そこに栄養士が必要なのは確か。
でも、それと同じくらい表に立って「栄養や食事について話す栄養士」も必要だと思う。
栄養士の働き方は人それぞれ自由なので、皆、表に出て話して欲しいわけではない。
でも、認知度が低いとか、給料が安いとか、職場の環境が悪いとかで、たくさんの栄養士が辞めてるのも事実。
正直もったいと思う。
もし辞めようって思っている人がいたら、地域でも、友達でも、食事に興味がある人にでも、一度、栄養や食事について話して欲しいと思う。
あなたが当たり前と思っている情報も、周りからすると貴重な情報だったする。
意外と楽しかったり、「こんなことでもいいのか」など、気付きもあると思う。
栄養士に出来ること、栄養士にしかできないこと、もっと周りに見せて行ってもいいと思う。
守りから攻める栄養士へ
病気になった人を相手にしてたりと、守りに入ってる栄養士は多い
じゃあ何で病気の人が増えるのか⁇
「攻めてる栄養士」が少ないから
おぃ‼︎病気なったら大変だぞ⁉︎
仕事も、子供も、趣味も出来なくなるぞ⁉︎
病気の予防を訴え、”健康寿命”を伸ばす
攻めてる栄養士になりたいし、増やしたい
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 25, 2019
健康にうとい人は多い。そして病気になる人は年々増え続けてるのも現状‥。
ずっーと頭の中で、何が原因か考えていた。
結果、「攻めている栄養士が少ないから」と僕は答えをだした。
僕は老人ホームで働いていますが、ここ数年でホント難しくなっている。
入所されてきた方が、ミキサー食・ソフト食・経管栄養からのスタートがほとんど。
まず食べれない・形態も難しい・咀嚼、嚥下が困難・ムセる・口を閉じて食事を受け付けない・経管栄養剤が合わない……。
最近、自分の力量のなさと共に、1つのある疑問が生まれた。
「なんでこの人達は、病気になったんだろう」……??と。
皆ではないですが、40~60歳の働き盛りに、脳梗塞やその他の病気を発症された方が多い。
そこから、普段の生活がむずかしくなり「健康寿命」の短さを余儀なくされた…。
病気になる前に、阻止できなかったのか……。
病気になり、そこからの食事管理は難しい。
もし、この人たちの若いときに戻って、「食事や栄養」について話している人がいっぱいいれば、この人達の未来は変わっていたかもしれない‥。
そしてその方が、栄養士自体も楽になるんじゃないのかな??
病院・老人ホームなどの施設で働いていれば、基本は病気になった人・重度のお年寄りを受け入れる側の人。
何もしなければ、患者はもちろん減らないし、むしろ増える一方。
そんな、保守的だからこそ、病気の人は減りはしない‥。
だからこそ、病気になって受け入れる「守り」から、病気になるまえからアプローチする「攻め」に自分もなりたいし、周りも増やしたい。
目標はこれ。
①攻める栄養士を増やし、生活習慣病を予防
②病院・クリニック受診・施設入所を減らす
③看護師・介護士・栄養士の負担軽減
看護師や介護士の負担が大きいのは、病気になる人が多すぎるから
その病気を予防する仕事って、どう考えても栄養士
攻めだ‼︎
老人ホーム無くす位の気持ちで攻めたい
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 25, 2019
これからの自分に出来ること
8月は、職場で2回地域の方にお話をさせてもらった。
いつもは守りだけど、これは「攻め」だと思う。
普段は、施設にしかいないので…。
難しことは言わなくてもいいと思う。
少しのアドバイスでも、変わってくれる人はいるかもしれない…。
“食事制限”って息苦しいですよね
実際そうなんですよ
本人も、制限する方も
本当は、こんな事したくないんです
毎日、美味しいの食べもいいんです
マックが好きで、毎日食べてるなら、週1回でも大戸屋とかにしてみて下さい
我慢ではないですよ
好きな物を一生食べ続けたいからこそする行為です
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 27, 2019
上は例えですけど、大事な事だと思う。
本人に禁止や制限をするのではなく、出来ることから始めてもらう。
60人に話して、2、3人に「少しの気付き」をあげれたら、それは成功だと思う。
僕も、今の仕事をしながら、自分からもっと外に出ていきたい。
それが誰かの病気の予防になり、少しでも「健康寿命」の人を増やせたらな。
お医者さんも、看護師さんも、介護士さんも、そして栄養士も、少しでも楽になりたい。
そのためには、僕は「攻め」だと思う。
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