皆さん、こんにちは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
突然ですが、甘いものは好きですか⁇
昔から、甘いものは人々を喜ばせています。
そして、その美味しさが病みつきとなり、さらに欲しくなります…。
特に子どもは、甘いものが好きですよね⁇
うちの子供を見ていれば、良くわかります…。
では、甘いものが多い生活を送っていると、体にはどのような影響があるでしょうか??
前回のブログで、砂糖の中毒性について書きました。
砂糖が、原因でなる病気は多く、そして、私たちの「脳」も麻痺させる力があるんです。
引き続き、ツイートした内容を中心に書いてみたいと思います。
砂糖は体に必要な栄養素を使い果たす
砂糖ほど、体に悪いものはない。
砂糖を消化・解毒・除去する為には、体にとって貴重な、ビタミンやミネラルが使われる…。
砂糖は、これらの栄養素を使い果たし、吸い取ってしまう恐ろしいものである…。
ビタミンB群
人は、ご飯や麺類などを食べ、その材料をもとにエネルギーを作り出します。
その過程で活躍するのが、ビタミンB1です。
ビタミンB1が、私たちが食べた主食をエネルギー源に変えるお手伝いをしてくれているので、私たちは元気に過ごすことができているのです。
しかし、砂糖を含む甘いものを、習慣的に食べていると、このビタミンB1は砂糖の処理のために、消費されてしまいます。
ビタミンB1は、他にもこのような役割をしてくれます。
📌アルコールの分解を助けてくれる。
📌脳を正常に保ってくれている。
📌神経の働きを正常に保ってくれている。
こんな、重要な働きをしているビタミンB1を、甘いもので消費するのは、もったいないと思いませんか??
日本の主食は、お米で炭水化物(ご飯・麺類・パン・芋類)の仲間です。
しかし、気軽に食べれることから、ほとんどの人が取りすぎていると感じます。
脚気(かっけ)と言う病気を聞いたことはありますか??
ビタミンB1不足で、心不全・神経障害を引き起こす病気です。
白米が、流行した江戸時代に流行ったため、江戸患い(えどわずらい)と呼ばれていました。
理由は、ビタミンB1を多く含む玄米から、わざわざビタミンB1などの栄養素が豊富な所を取り除いた、白米が流行り、食べる人が多くなった為です。
現代も、食べやすくされている白米が人気ですよね…。
炭水化物をエネルギーに変える為に、ビタミンB1は使われ、更には、甘い物の処理のためにも使われて…。
完全に不足すると思いませんか??
砂糖は、僕たちの身近にたくさん存在しています。
お菓子以外にも、調味料でも使用されているんです。
意識して取らないようにしないと、あなたの体は砂糖づけになるかもしれません…。
砂糖は、骨をも溶かしてしまう。
砂糖を大量に取ると、体は酸性に傾く。
この状態を戻す為に、体の内部にあるミネラルが使われる。
最終的には、血液を守る為に、大量のカルシウムが骨や歯から奪われる。
そして、体の全体の虚弱化の始まりです。
あなたは、それでも砂糖を取り続けますか⁇#栄養 #砂糖 #カルシウム
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) March 29, 2018
体は、弱アルカリ性に保たれています。
砂糖を取ると、体が酸性にかたむく為、カルシウムなどのミネラルを使い、元の状態に戻します。
骨からカルシウムが使われると、骨がもろくなってしまいますよね??
これが、骨粗しょう症の原因にもつながってしまいます。
小さいころに、魚の骨がのどにかかって、母親に「コーラを飲みなさい」と言われたことがあります。
「コーラは骨を溶かす」って、聞いたことありますか??
コーラではなく、コーラに含まれる「砂糖」が骨を溶かすっていうなら、今ではうなずけます。
骨からだけではなく、歯からもカルシウムが奪われたらどうなるでしょうか??
そうです。
虫歯の原因にもなりますね。
虫歯は、砂糖をエサにした菌が酸を作る為です。
甘いものを取ると、虫歯になるのは、このような事情もからんでいるんですね。
大事な肝臓も被害にあう
砂糖を含む甘いものは、取りすぎると、中性脂肪として、肝臓に蓄えられます。
しかし、肝臓にも限界がある為、毎日のように、お菓子やジュースを飲み続けていると、どうなるでしょうか⁇
気がつくと、あなたの肝臓は風船のように膨れ上がっていますよ…。#砂糖 #栄養 #肝臓 #脂肪肝
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) March 29, 2018
肝臓は、体で一番大きな臓器です。
役割は、当たり前ですが、とても重要すぎる程です。
また、「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が出にくく、気が付いた時には重症になっていることもあります。
炭水化物(ご飯・麺類・パン・芋類)、砂糖を含む甘いものが多いと、中性脂肪として肝臓に蓄えられます。
これが重症化すると、「脂肪肝」になります。
世界三大珍味の1つにフォアグラがあります。
フォアグラは、ガチョウやアヒルの脂肪肝です。
たっぷりと、エサを与えて肝臓を肥大させて、それを食べます。
僕は、食べたくありません(‘Д’)
まぁ、あんまり食べる機会はないですけどね…。笑
脂肪肝から、肝硬変になり、更には、肝臓がんになる可能性もあります。
特に、大人になるにつれて、運動も少なくなり、その割には食べすぎている事が多いと思います。
少しでも、体のことを考えれば、炭水化物(ご飯・麺類・パン・芋類)は、食べ過ぎない。
そして、甘いものは極力取らないことをオススメします。
甘い物を取ると、太る原因はインスリンにあります。
インスリンは、別名・肥満ホルモンと呼ばれます。
甘い物を取ると、血糖値が上がり、インスリンが出ます。
そして、脂肪として体に蓄えます。
なので、太りたくなければ、インスリンをあまり出さない食生活を考えた方が良いです#インスリン
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) March 30, 2018
インスリンをあまり出さない食生活は、どうすれば良いでしょうか??
良く言われるのが、食べる順番ですね。
主食から食べずに、おかずから先に食べる。
イメージで言えば、中華料理のコースですね。
①前菜(和え物など)
②湯(スープ)
③主菜(メインディッシュ)
④主食(チャーハンなど)
⑤点心(杏仁豆腐などのデザート)
考えたら、めっちゃいい順番に食べていますよね??
また、献立に、芋類などを使う場合は、同じ仲間である主食を、少なくしてあげて下さい。
例えば献立に、南瓜の煮付けがあれば、「主食は2口程度少なくする」など、小さな事でも積み重ねれば大きく変わっていきますよ(@^^)/~~~
まとめ
いかがでしたか??
砂糖って、恐ろしいなって少し思いましたか??
少しでも、思ったら砂糖は控えましょう!!
特に、大切なお子さんの事を考えれば、砂糖は極力あげないほうがいいです。
うちも、なかなか出来ていませんが…。笑
でも、ジュースはあげません。
ジュースの中には大量の砂糖が含まれ、また異性化糖と呼ばれる、甘みが強い人工的に作られた糖が、たっぷり入っています。
あんなの、500mlのペットボトルを小さい子供が飲むと、その小さな体の中はどうなるでしょうか??
考えるだけで、恐ろしくありませんか??
あなたが、甘いものが好きで食べると、自然と子供も甘いものが好きになります。
まずは、あなたから砂糖が体に与える影響を理解して子供にも伝えて行きましょう!!
※PS・おやつ=甘いものってイメージになっていますが、全然甘いものじゃなくていいと思いません??
子供に、「うちのおやつはこれだよ~」って思わせるのもいいと思いますよ(^^)
甘い物の食べ過ぎは、絶対に良くない。
おやつ=甘い物ってイメージがありますが、そんな定義はないです。
まぁ、小さい子は難しいと思いますが、
大人は、小腹が空いたら、コンビニで、サラダチキンや、焼き鳥、おでんでもいいと思います。おやつっぽくないですけど、おやつにしてしまえばいい。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) March 7, 2018