皆さん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋(motohiro_food)です。
朝起きれない…
疲れが取れない…
立ちくらみがする…
やる気が出なく、毎日楽しくない…
こんな慢性疲労に悩まされていませんか??
強いストレス…。偏った食生活…。昼夜逆転の生活…。
これらが、あなたの慢性疲労の原因につながっているかもしれません。
「副腎疲労症候群」という言葉を聞いたことがありますか??
今回は、こちらの症状と、その原因について書いてみました。
詳しく説明していきますね。
副腎疲労症候群とは!?
副腎から分泌されるコルチゾールは
朝に分泌される事で、体温・血圧・血糖値を上昇させ、体を目覚めさせる
コルチゾールの分泌が少ないと、体が重たく起きるのが困難に…
ただの、疲れと思ってる背景に、副腎疲労が隠れてるかも…
ストレス社会の現代では、あなたの副腎を疲弊させてる可能性がある
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 13, 2018
副腎とは、腎臓の上にある直径3cmほどの小さな臓器です。
この副腎は、脳からの指令により、さまざまなホルモンを分泌します。
その分泌されるホルモンの1つに「コルチゾール」があります。
別名「抗ストレスホルモン」です。
私たちが強くストレスを感じた時に、コルチゾールが分泌されストレスに対抗してくれています。
また、コルチゾールの分泌が多いと、
筋力の低下
精力の低下
コルチゾールを作るのに、ビタミンCが必要になるため、しみやシワができやすくなる
ストレスが強いと、コルチゾールの分泌が増えるため、体に上のような症状がでてしまいます。
そして、強いストレスが長く続くと、
コルチゾールがたくさん分泌され、結果として副腎に負担がかかり、副腎が疲れ切ってしまいます。
これが、副腎疲労症候群の原因です。
コルチゾールは、朝方に多く分泌され夜にかけて分泌量は減っていきます。
朝方になると、血糖値や血圧を上げ、体温を上昇させ、私たちは起きることができます。
なので分泌が少ないと、朝起きれなく、体も動かない、力も出なく、やる気もでない
このような現象が起きてしまいます。
反対に、夜になると分泌量は減ってしまうため、「夜遅くまで残業し、ストレスをためる方…。」
そして、食事も簡単なもので適当にすます。
これでは、副腎疲労になってしまう可能性が高くなってしまいます。
また、副腎疲労の症状は、うつの症状と似ている為、誤ってうつと診断させることもあります。
お医者さんの間でも、まだ認知度が低いのが現状です。

まずはストレスをためない生活と、不規則な食事・生活習慣の見直しが必要になります。
ストレスが多いと、夜も眠れず、朝も起きることができなくなってしまいます。
ビタミンCが副腎疲労を解消してくれる
ビタミンCの1日の推奨量は100mg
これは、壊血病を防ぐ量
壊血病は、コラーゲンが合成できず、血管がもろくなり、出血が起こる
コラーゲンを作るには、たんぱく質・鉄・ビタミンCが必要
だけど、副腎・白血球・脳などの方が、ビタミンCの優先順位が高い為、綺麗な肌を作る為には100mgなんて笑える量
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 14, 2018
体内で1番ビタミンCを使うのが、副腎です。
意外じゃありませんか⁇
お肌ではありませんよ。
血中のビタミンC濃度が1だとしたら、副腎でのビタミンCの必要量は150です。
150倍ですよ。
すごい量ですよね。
ビタミンCは、必要としている所から優先的に使われます。
なので、ストレスが多いと副腎での使用量が増えてしまいますので、白血球や脳、綺麗なお肌を作るための「コラーゲン」などは後回しになってしまいます。
人間は、体内でビタミンCを作らない
人間は、体内でビタミンCを作ることが出来ません…。
作れないので、外から取る必要があります。
人間以外の多くの動物は、体内でブドウ糖からビタミンCを作ることが出来ますが、人間はできません。
なので、もう1回言っておきます。
我々人間は、ビタミンCを外から取る必要があります。
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) August 13, 2018
人の体内でビタミンCは作ることが出来ません。
なので、食事やサプリメントからビタミンCを取らなくては、足りなくなってしまいます。
もちろん必要な量は、人それぞれ違うので、どれくらい取った方が良いとは、言えません。
ただ、1日に1000〜3000mgは普段から取りたい量になっています。
食事では難しい量なので、サプリメントを使うことをオススメします。

野菜は、昔と比べると栄養価が落ちてる
農薬・化学肥料の多様化
ビニールハウス栽培で「旬」がない
ほうれん草の、ビタミンC含有量で言うと(可食部100gあたり)
1950年
150mg
2000年
35mg
ビタミンCを、1日3000mgサプリで取ってるけど(日により異なる)
ほうれん草なら8.5k位食べないとな
ビタミンCといえば、野菜・果物をイメージしますよね。
確かに、ブロッコリー、ほうれん草などに含まれますが、微量であり、物や調理によっても損失してしまいます。
果物は、糖分が多いので、食べすぎは「肥満」や「脂肪肝」の原因にもなるので、個人的にはあまりオススメしません。
サプリでの摂取が確実だと思います。
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一粒1000mgのタイプ(カプセルが大き目です)
1000mg取ってもすべてが吸収される訳ではありません。ビタミンCを、一回で1000mg取っても、体への吸収は750mgです。多く取れば取るほど、吸収率は低くなります。
まとめ
副腎疲労は、うつと間違われる怖い症状です。
誤診で、うつのお薬が提供される場合もあります。
朝起きれない・やる気がでない・疲れやすい…。
やはり、その原因は食事や生活習慣に隠されています。
過度のストレス
不規則な生活で夜寝るのが遅い
昼夜逆転
これらが、コルチゾールの分泌を狂わせ、副腎を疲弊させているんです。
上のことは、副腎疲労だけでなく、さまざまな病気の原因につながります。
思い当たる人がいれば、生活習慣を変えていきましょう!!
体内で、ビタミンCを1番多く使うのは「副腎」
副腎は、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」を作る臓器
コルチゾールの分泌が少ないと、ストレスに弱い体になってしまう
ストレスが多い人は、そのぶんビタミンCもたくさん必要になる
まぁ、1番はストレスを溜めない工夫が必要なんですが