みなさん、こんばんは。
管理栄養士の石川元洋です。
最近、ある食事風景に出くわしました。
ある人の、食事の品数が少なく、果物がたくさん盛り付けられていました。
話を聞くと、ダイエット中だとのこと…。
ダイエットしているといいながら、果物をパクパクです。
果物は、ヘルシーだと思っているんでしょうか??
「糖質」多いですよ…。
ダイエットには、まったく不向きだと思います。
果物に含まれる糖
果物は、甘くておいしいです。
その、甘みの素が「果糖」です。
果糖は、冷やすと甘みが増すのが特徴です。
そしてもう1つ…。
先ほどの、ダイエット目的で果物を食べていた人は、おなか一杯になると思いますか!?
多分、ならないですよね…。
果物は、満腹感を感じにくいです。
満腹感が得られず、更に違うものを食べていたら、ダイエットどころではないですよね…。
あくまでも、食後のデザートだと思う。
ブドウ糖と果糖の違い
ブドウ糖と、果糖は食べた後の経路が違います。
ブドウ糖は、小腸から吸収された後、脳を始め、全身の必要な所へと行きます。
一方、果糖は全身へは行かず、直接「肝臓」に行きます。
そして、脂肪へと変わりやすいんです。
食後などに少量ならいいですが、大量にとることはオススメしません。
血糖値を上げる速さのGI値とは??
GI値とは、「血糖が上がるスピード」のことです。
例えば、白米と玄米では、玄米の方が低GI食品になります。
玄米の方が、白米に比べ、血糖が上がるのがゆるやかと言うことです。
果物自体は、低GIなのですが、ジュースにすると高GIになります。
繊維が切れ、体に吸収されやすい形になっています。
朝食など、空腹時からスムージーなどを飲むと、血糖が急激に上がり、太りやすくなってしまいます。
「噛まない糖質」は
「噛む糖質」より危険
それは、清涼飲料水などのジュース
または、生のフルーツをミキサーにかけ
液体にしたもの…。「噛まない」ことは、より早く体に吸収されやすい
一気に血糖値を上げ、そして下げる
あなたの体の不調には「血糖値」が大きく関わっている可能性がある
— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) July 15, 2018
まとめ
まあ、果物は量を多くとるものではないですね。
また、腸にカンジダ菌がいると果糖を食べて増殖し、アレルギーなどを引き起こす原因にもなります。