皆さん、こんにちは。
管理栄養士の石川元洋(@motohiro_Food)です。
前回記事で、どのような人がストレスを受けやすいか書きました。
今回は、ストレスを受けると体の中で、どのような反応が起こるかをまとめて見ました。
詳しく説明していきますね。
体に不自然な現象が起きてしまう
①ストレスを感じ、脳からの指令でアドレナリンが分泌
②アドレナリンは、肝グリコーゲンをブドウ糖に分解し血糖値を↑
③また副腎皮質ホルモンを分泌させ、筋肉からたんぱく質を分解させブドウ糖を作り血糖値を↑
☑︎脳に必要なブドウ糖をたくさん作り、
脳を活発にさせ、緊急事態に備えてる— 石川元洋(管理栄養士) (@motohiro_Food) October 19, 2018
強いストレスを受けると、体は緊急事態に備えます。
上のような反応が起きますが、本来のからだの流れに逆らった反応です。
そう考えると、やはり強いストレスは体に与える影響が大きいので、不必要な物だと思います。
アドレナリンや、副腎皮質ホルモンが多く出ると、交感神経系が優位になり、体は興奮状態になります。
画像引用:こちらから画像引用させてもらいました。
血圧が上がり、心拍数も増えます。
更に、腸管運動は低下してしまいますので、胃腸の働きが弱くなります。
常に、交感神経優位だとこのような事がおきてしまうんですね。
まさにストレス社会。
そして、日本人が胃腸が弱いと言う事実が良くわかる気がします。
交感神経=アクセル
副交感神経=ブレーキ
交感神経と副交感神経は良く自動車で例えられます。
ガンになりやすい人の特徴は??
交感神経系が優位だと顆粒球が上がります。
顆粒球とは(好中球・好塩基球・好酸球)
一方、副交感神経が優位だとリンパ球が上がります。
これらは、白血球です。
体に侵入した細菌やウイルスと戦ってくれる、体にはとても大事な機能です。
この大事な機能が、交感神経と副交感神経の支配下で変わってしまうんです。
副交感神経系が優位だと、リンパ球が増えます。
このリンパ球は、がん細胞と戦ってくれる非常に大事な免疫なんです。
強いストレスが多いと、交感神経系が優位になり顆粒球は増えますが、このリンパ球が下がります。
ストレスが多い人は、ガンになりやすい特徴があります。
ストレスが多いと交感神経系が優位になり、ガンと戦うリンパ球が減るからなんですね。
もちろん、これがすべてではありませんが、深く関りはあると思います。
いつも参考にさせて頂いているまごめさん(@plus_jun)の記事に分かりやすく書かれています。
【天気によって体調が変わる理由】白血球の分画で知る自律神経のバランス
検査データーから読み取るストレス
実際、僕はまだこの検査データーを実践で読み取っていませんが、今勉強しているONEから参考までに。
☑顆粒球(60%)=交感神経の支配をうける。
70%以上になると、交感神経亢進(ストレス・オーバーワーク)
症状⇒肩こり・腰痛・便秘・食欲不振・高血圧・痔・歯槽膿漏など
☑リンパ球(35%)=副交感神経の支配を受ける
40~45%以上になると、副交感神経亢進(肥満・運動不足)
症状⇒アレルギー症状・疲労感・過敏性大腸症候群など
なんとなくは分かりますが、まだ数字を読み取っていないのでわかりません。
今の僕ではまだ、勉強不足ですね…。(笑)
この数値を読み取りながら、
①相手の性格(攻撃的・責任感・負けず嫌い・挫折感・何でも自分でやらないと気が済まない)。
②表情の移り変わり(思いつめた表情・とんがった表情)。
などを読み取るのがコツだそうです。
数値で人はわかりますが、表情でもわかりますからね(笑)
まとめ
前回に引き続き、ストレスについてまとめて見ました。
ストレスを受けやすい人が、ストレスを受けることで、体に起こりうる反応を改めて勉強すると、ストレスはいらないなぁーっておもいますよね。
ストレスを減らそうとか、感じにくくしようとか、いう事は簡単なんですが、やっぱり自分でコントロールして受け流し方や、発散方法を考えた方が、体には絶対良いことは確かです。
自分の性格は、自分が一番わかると思います。
僕も、もっと直したいけど、直せていないところがたくさんあります。
でも、長期的にみて、少しずつ改善していこうと思います。
皆さんも、ストレスと上手に付き合いながら、ストレスに負けない体を作っていきましょう。
☑︎交感神経優位だと「顆粒球」が上がる。
☑︎副交感神経優位だと「リンパ球」が上がる。
ストレスが多いと、交感神経優位になる。
すると、ガン細胞と戦うリンパ球は減るので、結果ガンになりやすい…。